AKIHIKOの会とは

国際報道写真家・岡村昭彦が残していった人脈に連なる人々によって開かれた没後8年目の「岡村昭彦の会」の集い(1993年11月28日・武蔵野市文化会館)のあと、世話人が今後の活動について話し合い、通称を「AKIHIKOの会」として発足しました。

AKIHIKOの会の活動

(1)「AKIHIKOの会」を毎年3月24日の命日前後に行う

(2)岡村昭彦研究『シャッター以前』の刊行継続

(3)「AKIHIKOゼミ」の開催

(4)会報の発行等の活動

以来、「AKIHIKOの会」は毎年開催、例年70人前後の参加。メインゲストとしては、岡村昭彦の業績に即して武谷三男さん、むのたけじさん、浅井久仁臣さん、木村利人さん、栗本藤基さん、横山瑞生さん、山崎章郎さん、内藤いづみさん、石川文洋さん、芹沢俊介さん、本橋成一さん、廣田尚久さん、二ノ坂保喜さん、長倉洋海さん、佐藤健さん、鈴木博信さん、最近では生田武志さん、林典子さんなど、広い分野の方の講演参加をいただいています。

→「AKIHIKOの会」つどいの記録

岡村昭彦研究『シャッター以前』について
★1990年3月24日、岡村昭彦の没後5周年の命日に『シャッター以前』創刊号を出しました。東京での大きな追悼写真展と対をなす形での発行でした。

2号は没後10周年の1995年(阪神大震災の春)。戦後50年の節目のなかでアキヒコ発見・アキヒコ検証といった試みがなされました。3号はホスピスの理念を21世紀に送り届けるべく『定本・ホスピスへの遠い道』の刊行直前の1999年。第4号は没後20周年(2005年)。ここでもベトナム戦争終結30周年、さらに戦後60周年とも重なる視野にあって、金嬉老裁判、ベトナム戦争、さらに21世紀の医療・看護の3つの特集となっています。

そして没後25周年にあたる5号の『シャッター以前』は「20世紀のアキヒコ」から「21世紀のアキヒコ」へ一歩踏みこんだ視点に立つ編集です。

その背景の1つは岡村の蔵書約1万6000冊が静岡県立大学附属図書館内で「岡村文庫」として開架オープン、あわせて大学内で岡村文書研究会が発足始動したこと。もうひとつは第33回日本死の臨床研究会年次大会(2009年)のメイン・シンポジウムに「日本のホスピス運動黎明期と岡村昭彦」が採りあげられたこと。

つまり、岡村昭彦は歴史研究の対象になっただけではなく、21世紀を歩む足元を照らす存在としてなお健在であるということ。そして2015年没後30周年の第6号の特徴の一つは前年夏、東京都写真美術館に24,000人を超える入場者で開催された写真展について写真家岡村昭彦の検証と評価と岡村昭彦を「資料化」したことでした。(詳細は「シャッター以前」参照)

この会は、会長なし・会則なし・会費なしですが、通信費(1,000円)を不定期にいただいております。会報(現在25号)、岡村昭彦研究誌『シャッター以前』(現在6号)を不定期に発行し、また随時写真展、AKIHIKOゼミなどを開いています。会員は約300名です。

世話人
池上正治 岡村春彦 暮尾淳 佐藤健 白石忠男 高草木光一 戸田徹男 戸田昌子 中川道夫 二ノ坂保喜 比留間洋一 細野容子 松澤和正 横山巌 吉田敏浩 米沢慧(50音順)  2016.7.1現在